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2010/10/06 さてと。海外びじねすについて語り合おう!番外編★ カテゴリー:

大好評だった、シリーズ完結後もなんだかんだ海外ビジネスに関する情報きぼんぬ的な、リクエストがあるので、何を書こうかと悩みました。

で結局海外での可能性に関しては当然ある。

日本のラーメンは美味しすぎるのですが、基本海外飲食事情、今回は香港ですが、香港事情からみていくと、「大箱」のお店は難しいのかと。

日本とは違い集団で食事をすることの多い香港では個食の代表格的なラーメンはやはり敬遠される傾向を感じますねー。

敬遠される傾向だけであって完全にそうとは思いません。

現にマックとかも普通にやっていますしねー必ずしもそうとは言えないんですよー。

で!そういう事情もありーの、でも日本のラーメンはおいしすぎるからやっぱり現地の飲食企業も手を伸ばすわけです。

最近は本格的なラーメン屋さんにも声がかかり思わず出店なんてのはざらですが、ローカルな感じではラーメン職人さんが雇われ板前の感覚で日本から連れ出して現地で雇っている場合も多いですね。

彼ら雇われらー職に言わせると引き合いの多いこと。
香港ではそのようですね。

雇われ職人さんは安価で普通においしいラーメンを作れるメリットがある反面、戦略的なメニュー開発や販売方法、ブランド作りにおける知識経験が乏しいので、どうしても現地色の混ざった中途半端なラーメン屋さんになりがちです・・・
それでも中には多店舗展開可をやっているところもあります。

今回の豚王(powerd by 凪)においてはごりごりのこだわりを思いっきりぶっつけてやろうとしているのですが、ポイントは大箱でやらないこと。

凪のコンセプトにもあるのですけれどね。

ちっちゃいリスク。当然ちっちゃいリターン。30代前半の僕らはこれでいい。いやこれぐらいがいい。ぼでぃーぶろーのようにゆっくりと聞いてきます。そしてある程度いったら少し大きくする。これは日本でも香港でも同じだと思っています。

あと海外で大事なポイントはいかに「現地化」を進めるか。

これは絶対な気がします。

日本の企業が海外に進出し成功したとしても、現地化の遅れはのちのちのリスク増大につながります。そりゃそうですよね。現地へのリターンがすくないのですから、雇用にしても、なんにしても。
某日本の企業は数百人の香港人をかかえながらも日本人は3人とか。
うむ、ラーメン屋とはいえやっぱり現地化をする懐をもたないと海外では厳しい。

しかし、あれですね。遠い情報ですが、日本ー香港の航空運賃も下がる傾向にあるし、今回の豚王の成功が白日のもとにさらされれば間違いなく香港で第二次?いや三次?のラーメンブームが起こるでしょう。
その時には日本のおいしいラーメン屋さんがこぞってくるチャンスであると思います。

香港は食材的に探せば手に入るし、そんなに遠くない。アジア圏であることを考えても一番出店がしやすい。しかしいままではそこまで求められなかったが、近年の加速度的においしさを増した日本のラーメンは海外旅行の醍醐味にもなっています。あとかんすいを嫌う海外の人たちが最近の日本のラーメンの多様化した麺、つまりかんすいを低めにしたものを食べなれていることも大きい。もともと味の素、かんすいは香港の人からするとすっごく抵抗がある。といってもどうみても現地のローカルフードではガンガン使っているし、粉末のかんずめタイプなんて日常茶飯事なんだけれどね。それでも日本のラーメン=化学調味料というイメージもある。この点はふんだんに入れているラーメンは敬遠されることまちがいないが最近日本のラーメンは出汁が非常によく出ているので以前ほどではないですね。

日本人のモノづくりの姿勢はこちらでは面白く伝わるらしく。

たとえばスープが不出来の時に店を閉める感覚がないので。

なぜそんなことをするのだと思うようです。これは面白いです。

まー不出来になるようなぎりぎりやるなよぉーとは万国共通なのかもしれませんがね。

でもおいしいラインを挑戦してたらかならず起こり得ることなんです。

まったく同じレシピであっても、自分が作っている以上のものを経験したり、見えたりするとそれを追うこれが日本人的感覚。

海外ではあまり見えないかもしれませんね。

でもその意味を理解して称賛する空気はありますし、日本人の良さとしても理解されていると思います。

総じて海外でのビジネス、麺に関してですが、以前はローカライズされたお店が中心だったと思います。しかし、加速度的な情報のスピードにより日本のおいしさがどんどん伝わってきているのでこれからこだわりラーメン店が増えると予測、さーみなさんそんなチャンスがあるかもしれないので準備をしていこう!

いやーこんな深夜に書いてもうた、ねよねよ。

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